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ロボットSIer見学ガイド

目次
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ロボットSIerの見学やイベントに参加するメリット

実際のロボットの動きやサイズ感を体感できる

ロボット導入を進める上で、仕様書やWeb上の動画だけでは捉えきれないのが、ロボット本体の正確なサイズ感や、周辺設備を含めたリアルな動作スピード、稼働時の振動・音などです。SIerの作業現場や展示場で実機を見学することにより、自社の限られたスペースへ配置した際のレイアウト設計や、生産タクトの適合性をより具体的にイメージしやすくなります。

導入企業の成功事例や構築プロセスを直接確認できる

見学会や専門イベントでは、すでにロボットを導入して省人化や生産性向上を果たした他社の具体的な成功事例が数多く紹介されます。単に稼働している様子を見るだけでなく、「どのような課題があり、それをどのようなシステム構成で解決したのか」という背景や、立ち上げまでに要したプロセスをSIerから直接ヒアリングできるため、自社への横展開に繋がるヒントが得られます。

実際の動きや事例が見られる主要なロボットSIer関連イベント

SIer's Day(システムインテグレーターズデー)

ロボットシステムインテグレータ(SIer)と、ロボットの導入を検討している企業の交流・マッチングを目的とした専門イベントです。各地のSIerが一堂に会し、これまでに手掛けた様々な製造工程の自動化事例のパネル展示や、シミュレーション動画を用いた技術紹介が行われます。現場のエンジニアや営業担当者と直接話をしながら、自社の課題に類似した過去の構築実績について、具体的な解決アプローチや工夫されたポイントを聞き出せる貴重な機会です。

参照元:日本ロボットシステムインテグレータ協会(https://www.jarsia.jp/siersday/)

ロボットセンター・常設展示場での個別見学会

多くのロボットSIerや関連メーカーでは、自社内または専門の施設内に、最新の産業用ロボットや協働ロボットが稼働する「ロボットセンター」などの常設展示場を設けています。こうした施設では、事前予約を行うことで、個別に見学や相談をすることが可能です。汎用的な展示会とは異なり、自社で扱っている製品(ワーク)に近い事例や、想定している工程(ピッキング、溶接、パレタイズなど)のシステム構成に絞って、じっくりと実機の動きを観察できる点が強みです。

参照元:ロボナビ(https://www.robo-navi.com/robot_search/index.php)

地域密着型のSIerネットワーク・連携イベント

愛知県をはじめとする製造業の盛んな地域では、自治体や地域の産業支援団体、高等教育機関などが主体となり、地元のロボットSIerを集めた競技会や発表会、見学ツアーが定期的に企画されています。地域ごとの特有の課題(自動車部品加工、食品製造など)に精通したSIerが集まるため、自社の製造ラインに近い環境での実績を見つけやすい環境が整っています。近隣エリアのSIerであれば、その後の細かな現場調査やメンテナンスの相談もスムーズに進められます。

参照元:愛知ロボットSIerリーグ(https://sileague.aichi.jp/)

ロボットSIer見学・イベントを成果につなげる事前準備

自社の「今の課題」と自動化したい工程を明確にする

見学会やイベントを訪れる際は、あらかじめ自社のどの工程を、どのような目的で自動化したいのかを明確にしておくことが推奨されます。「バラ積みされた部品のピッキングを省人化したい」「多品種の梱包作業を柔軟に切り替えたい」といった具体的な課題をあらかじめ整理しておくことで、見るべきブースや、SIerへ投げかけるべき質問が自然と絞り込まれます。

現場のレイアウト図面や対象ワークの写真を持参する

個別に見学や技術相談を行う場合、対象となる製造ラインの図面(スペースの寸法が分かるもの)や、実際にロボットで扱いたい製品(ワーク)の写真・動作動画をスマートフォンなどに入れて持参すると、相談がスムーズに進行します。現場の状況を視覚的に伝えることで、SIer側からも「そのスペースなら協働ロボットが適している」「その形状であればこのようなハンド構造の実績がある」といった、より実効性の高いフィードバックを引き出すことが可能になります。

他社の事例から「自社へ応用できる部分」を意識して見る

他社の成功事例を見る際は、業界や製品が全く同じでなくても、「ロボットの配置方法」「ワークの反転・供給の仕組み」「センサーによる位置補正の入れ方」など、自社の製造ラインに横展開できる要素技術がないかという視点で観察することがコツです。優れたシステム構成のパターンを捉えることで、自社向けの自動化構想を練る際のデザインソースとして役立ちます。

見学・イベント参加後のネクストステップ

得た事例や実機の情報を社内で共有・整理する

見学会の会場やロボットセンターで収集したパンフレット、メモ、ヒアリングした内容は、記憶が新しいうちに関係部署へ共有することが大切です。自社の課題解決に繋がりそうな技術や、応用できそうな他社事例をリストアップして社内で議論を進め、どの方向性で自動化の検討を具体化させていくかの意見をまとめます。

自社の工程に適した専門企業へ現場診断を依頼する

見学会やイベントは、自動化のヒントや信頼できるパートナーを見つけるための第一歩です。自社のラインにロボットを組み込むためには、興味を持ったシステム構成や、該当工程での実績があるSIerへ連絡を取り、現場調査(基本診断)を依頼する必要があります。実際の設置スペース前後の工程を踏まえた、具体的な構想提案を依頼してみましょう。

まとめ

実際の動きを見ることで、確実な自動化計画が動き出す

ロボットSIerの見学やイベントへの参加は、他社の成功事例という具体的なお手本と、実機の動きという確かな判断材料を得ることで、導入に伴う懸念点を一つずつクリアしていくプロセスです。優れたシステム構成に直接触れることで、これまで難しいと考えていた工程の自動化に向けた現実的なアプローチが見えてくることも少なくありません。

見学会で様々な事例やアイデアを得た後は、それを「自社の現場環境にどう適合させるか」が次のステップとなります。

当サイトでは、自動化の構想段階から丁寧に伴走し、工程ごとの特有の課題に応じた設計・構築ができるパートナー企業を紹介しています。

見学会で得たヒントを具体的な導入計画へと進めるための相談先として、以下の企業情報もぜひご活用ください。

工程別事例から考える、
自動化成功のポイントとは?
工場自動化の概念イラスト

今自動化を進めたい製造ラインには、その工程ならではの課題が存在します。だからこそ、実際の現場見学や事例をもとに、各工程の悩みに応じた構築ノウハウを持つ企業に相談することが、稼働後のトラブルを減らし、スムーズに立ち上げるための近道になります。

当サイトでは、構想段階で検討事項の多い工程でも、自社の状況に置き換えやすい具体的な事例を提示し、確実な稼働を支援できる、工程別の強みを持つ3社をピックアップしています。ぜひ参考にしてみてください。

【東海版】
工程ごとに選べる

現場課題に強い3社

工場ラインの自動化では、工程ごとに「属人化」「スペース制約」「精度の安定」など異なる悩みがあります。設計・提案だけでなく、現場ヒアリングから設置・保全・アップデートまで一貫対応する企業こそ、課題を根本から解決できます。

ここでは、そうした対応力を備えた東海エリアの3社を工程別にピックアップしています。

検査
熟練検査員レベルの
検査ラインの自動化を実現
サカエ
検査/導入前イメージ 検査/導入後イメージ
特徴

不良品の検出には、工程ごとの流し方・止め方・向きといった動きの把握が不可欠。サカエは、検査を含む多様な工程で150社・1500台超※の自動化設備導入を支援してきた知見から、成立条件を踏まえた提案が可能です。

特定メーカーに縛られない提案型商社として、機器やソフトを柔軟に組み合わせ、属人化しがちな検査工程も、再現性ある仕組みとして構想・テスト・設置まで一貫対応します。

搬送
省人・省スペースな
搬送ラインの自動化を実現
TO WARDS-FUTURE
搬送/導入前イメージ 搬送/導入後イメージ
特徴

スペース制約が課題となる搬送工程では、装置の動きを踏まえたレイアウト構想力が求められます。TO WARDS-FUTUREは、専用コンベアからAGV/AMR/AGF、多軸ローダまで柔軟に選定し、搬送ルートや配置をゼロから設計します。

レイアウト条件に応じて、搬送手段そのものを柔軟に設計できるため、現場に適したライン構成を、既製品にとらわれずに実現します。

組立
多品種にも柔軟に対応できる
組立ラインの自動化を実現
名古屋精工
組立/導入前イメージ 組立/導入後イメージ
特徴

段替えや品種切替が前提の組立工程では、装置の柔軟性は必須。名古屋精工は、ロボットハンドを含むフルオーダー設計により、多品種・小ロットに対応した段替えレスのシステムの製造実績が豊富。

製品変更や他社機の改造にも柔軟に対応できる体制で、変化が前提の現場でも、将来を見据えた組立自動化を構築します。