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電子部品組立の自動化事例と導入効果まとめ

目次
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電子部品の組立(アセンブリ)工程は、基板への部品実装からケーブルの配線、筐体の組み立てまで多岐にわたり、製品の最終的な品質を左右する重要なプロセスです。

スマートフォンやIoT機器、車載部品など、電子機器の小型化・高機能化が進む昨今、手作業による組立には精度の限界や人手不足といった課題がつきまといます。
この記事では、電子部品の組立工程における主な課題と、それを「自動化(ロボット導入)」や「外注」によって解決した具体的な事例をご紹介します。

電子部品の組立工程において抱えがちな課題

手作業による品質のバラつきとヒューマンエラー

微細な電子部品の取り扱いや、複雑なケーブルの配線作業は、作業者の熟練度に大きく依存します。そのため、はんだ付けの不良や部品の取り付けミス、配線の断線といったヒューマンエラーが発生しやすく、製品の品質にバラつきが生じる原因となります。特に小型化が進む基板実装においては、目視での確認にも限界があります。

生産リソースの確保と慢性的な人手不足

電子部品の組み立てには多くの人手を要しますが、製造現場における慢性的な人材不足により、必要な生産リソースを確保することが難しくなっています。また、繁忙期と閑散期での生産量の変動が激しい場合、自社のみで人員を調整することはコストの観点からも大きな負担となります。

電子部品組立のロボット導入・自動化事例

事例:双腕スカラロボット導入による基板への実装とハーネス組立の全自動化

  • 業界:電気機器製造業
  • 規模:中堅企業
  • 工程:基板実装・ハーネス組立
自動組立の様子イメージ
引用元:川崎重工業株式会社(Kawasaki Robotics)
https://kawasakirobotics.com/jp/case-studies/case_toyo-elec/

こちらの事例では、従来手作業で行っていたプリント基板への実装とハーネスの組立工程に、双腕スカラロボット「duAro」を導入しました。
治具やハンドの工夫により、約1.4mmの細い電線を柔らかなチューブにまとめて通すといった繊細な作業の自動化に成功。ロボットを導入したことで、はんだ付け工程の合間に発生していた供給と排出のタイミング待ちが解消され、スムーズな作業工程と品質の安定化を実現しています。

事例:2台の協調ロボットを活用した金属・樹脂クリップの組付け自動化

  • 業界:電子部品・装置製造業
  • 規模:中小企業
  • 工程:クリップ組付け
部品組付けの様子イメージ
引用元:オムロン株式会社
https://www.fa.omron.co.jp/solution/case/col_020/

計10カ所への金属および樹脂クリップの組付け作業において、従来は人手で行っていた工程を自動化した事例です。
2台の協調ロボットに並行して作業を分担させることで、求められていた「32秒以内」というサイクルタイムをクリア。標準搭載カメラによる位置補正機能を活用することで設計・立ち上げ工数も低減し、生産タクトを落とすことなく省人化と生産効率の向上を達成しています。

事例:AIと力覚制御を活用したコネクタなど電子部品の挿入・組立作業の高速化

  • 業界:電子部品・装置製造業
  • 規模:大手企業
  • 工程:コネクタ挿入・組立

産業用ロボットに独自のAI技術と力覚センサーを組み合わせ、電子部品の繊細な組み立て作業を高速化した事例です。
ロボットの手先にかかる力をセンサーで検知し、AIが最適な力加減や動きを瞬時に導き出すことで、従来は1.2秒かかっていたコネクタの挿入作業を0.4秒へと約3倍に高速化。人とほぼ同等のスピードで繊細な作業をこなせるようになり、電子部品組立ラインの大幅な生産性向上と自動化領域の拡大を実現しています。

まとめ

電子部品の組立工程における品質の安定化や生産効率の向上には、適切な「自動化(ロボットの導入)」や、専門ノウハウを持つ企業への「外注(アウトソーシング)」が非常に有効な手段となります。
自社の抱える課題が「精度の向上」なのか「人材・スペースの確保」なのかを明確にした上で、どの工程を自動化、あるいは外部へ委託すべきかを見極めることが重要です。

工程別に考える、
自動化成功ポイントとは?

今自動化したい工程には、その工程ならではの課題があるはずです。だからこそ、各工程の悩みに応じた実績やノウハウを持つ企業に相談することが、現場の負担を減らし、効率的に稼働できる自動化への近道になります。

当サイトでは、構想段階で不安の多い工程でも、自社の状況に置き換えやすい事例を提示できる、工程ごとの強みと対応力を持つ3社をピックアップしています。ぜひ参考にしてみてください。

【東海版】
工程ごとに選べる

現場課題に強い3社

工場ラインの自動化では、工程ごとに「属人化」「スペース制約」「精度の安定」など異なる悩みがあります。設計・提案だけでなく、現場ヒアリングから設置・保全・アップデートまで一貫対応する企業こそ、課題を根本から解決できます。

ここでは、そうした対応力を備えた東海エリアの3社を工程別にピックアップしています。

検査
熟練検査員レベルの
検査ラインの自動化を実現
サカエ
検査/導入前イメージ 検査/導入後イメージ
特徴

不良品の検出には、工程ごとの流し方・止め方・向きといった動きの把握が不可欠。サカエは、検査を含む多様な工程で150社・1500台超※の自動化設備導入を支援してきた知見から、成立条件を踏まえた提案が可能です。

特定メーカーに縛られない提案型商社として、機器やソフトを柔軟に組み合わせ、属人化しがちな検査工程も、再現性ある仕組みとして構想・テスト・設置まで一貫対応します。

搬送
省人・省スペースな
搬送ラインの自動化を実現
TO WARDS-FUTURE
搬送/導入前イメージ 搬送/導入後イメージ
特徴

スペース制約が課題となる搬送工程では、装置の動きを踏まえたレイアウト構想力が求められます。TO WARDS-FUTUREは、専用コンベアからAGV/AMR/AGF、多軸ローダまで柔軟に選定し、搬送ルートや配置をゼロから設計します。

レイアウト条件に応じて、搬送手段そのものを柔軟に設計できるため、現場に適したライン構成を、既製品にとらわれずに実現します。

組立
多品種にも柔軟に対応できる
組立ラインの自動化を実現
名古屋精工
組立/導入前イメージ 組立/導入後イメージ
特徴

段替えや品種切替が前提の組立工程では、装置の柔軟性は必須。名古屋精工は、ロボットハンドを含むフルオーダー設計により、多品種・小ロットに対応した段替えレスのシステムの製造実績が豊富。

製品変更や他社機の改造にも柔軟に対応できる体制で、変化が前提の現場でも、将来を見据えた組立自動化を構築します。